グルタチオンの様々な効果
日本では、40年以上も前からグルタチオンを自家中毒、つわり、妊娠中毒、薬物中毒、慢性肝炎の治療に使用していました。
副作用も非常に少ない、安全性の高い医薬品で、薬の副作用の治療に使われることもあるくらいです。
なお、アメリカでは抗がん剤の副作用による指先のしびれ、閉塞生動脈硬化症など様々な疾患の治療に使われています。
グルタチオン点滴の副作用
0.1%未満の稀な副作用として、発疹、食思不振、悪心、嘔吐があります。副作用は非常に稀で、ほとんどの方には副作用はなく、安心して点滴治療を受けて頂けます。
グルタチオン点滴の実際の進め方
- 1回の点滴は約15分です。
- グルタチオン800mgから開始し、症状を見ながら、徐々に投与量を増やしていきます。通常は、2000mgが維持量になります。
- 最初の1ヶ月は週2〜3回のペースで点滴を行ないます。
- 有効例の6~7割の方は、初回、または2回目の点滴の直後から効果を実感します。何かにつかまらないと自力では立ち上がれなかった方が、点滴後、自力で立ち上がれるようになるケースもまれではないと言われています。
- 初めは効果の2日間程度で元に戻ってしまいますが。徐々に効果の持続が延長する傾向となります。
- 点滴の頻度は、週に2回から、効果の持続に合わせて徐々に間隔を伸ばしていきます。週1回程度で継続する方が多いです。
- 1ヶ月間のグルタチオン点滴で改善効果を少しでも実感される場合、投与するグルタチオンを3000mgまで少しずつ増量します。1ヶ月程度継続しても全く効果が実感されなかった場合、残念な結果ですが、ご相談の上グルタチオン点滴を中止します。
パーキンソン病について
パーキンソン病は日本では、人口10万人あたり約100人の有病率であり、65歳以上では人口10万人あたり約200人と推定されています。
パーキンソン病の典型的な症状としては、手足の震え、体のこわばり、動作緩慢や姿勢の異常などが見られます。
パーキンソン病の手足の震えは静止時に強く、運動時には軽くなるという特徴があります。動作緩慢は、患者さんにとってやっかいな症状です。歩行時の第一歩が出にくくなり、椅子からの立ち上がりなどに困難を感じます。
病状が進行すると歩行時の姿勢は前かがみで小刻みな歩行となります。さらに進行すると嚥下障害も出現し、ベッドで寝返りを打つ事も困難となります。
グルタチオン点滴が保険適応されますように!パーキンソン病に劇的効果、そのビフォーアフター!
パーキンソン病とグルタチオン点滴療法
グルタチオンは脳にとって最も重要な抗酸化物質の1つであり、脳を様々な有毒物質から守る役割を担っています。パーキンソン病患者の脳内において、この重要な物質であるグルタチオンが減少していることがわかっています。
そこで近年、パーキンソン病の患者さんの脳内でグルタチオンが減少している点に着目し、大量のグルタチオンを点滴する治療法が注目されてきました。不足しているグルタチオンを補給する事で脳内の有毒物質を無害化し、脳の神経細胞の脱落や変性を抑える事によって保護し、運動機能の改善が期待されます。
6〜7割の方に改善効果が期待できると言われていますが、著明に効果が現れる方からほとんど無効の方まで様々です。
イタリアのSassari大学のチームがパーキンソン病患者にグルタチオンを点滴投与したところ、症状の顕著な改善が認められました。米国においては、David Perlmutter医師がこの治療法を積極的に行い、非常に有効な治療であると報告しています。現在では南フロリダ大学において臨床研究が進行中です。点滴療法研究会が会員クリニック向けに行った調査によると、約60%のケースで症状の改善などの効果が見られました。
グルタチオン点滴の料金
自費診療のみです。保険は使えません。
初診料 | 2,000円 |
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800mg | 3,500円 |
1200mg | 4,500円 |
1600mg | 5,500円 |
2000mg | 6,500円 |
Q&A
Q.パーキンソン病の薬を飲んでいてもグルタチオンの点滴はできますか? A.処方された薬を内服したまま点滴を受けて頂いて問題ありません。
Q.パーキンソン病の薬を減らすこと、もしくはやめることはできますか? A.グルタチオン点滴で症状の劇的な改善が見られたとしてもパーキンソン病の薬の急な減量は転倒などにつながる可能性がありますので、自己判断で行なわないようにしてください。処方されている主治医と御相談ください。
Q.副作用の心配はないですか? A.グルタチオンは人間の体の中に常に存在する必須な物質です。それが不足することによってパーキンソン病の症状が起こっているのです。足りないものを補うので、補い続けてもパーキンソン病が悪化するようなことはありません。グルタチオンは昔から、解毒剤として医療の現場で使用されてきました。妊婦のつわりの治療薬としても使用されたくらいであり、大きな副作用はありません。
Q.パーキンソン病と正式に診断されていないと、グルタチオン点滴は受けられませんか? A.点滴を受けることは可能です。病名がついていなくても、手足の震えに効果的なことがあります。
Q.点滴後に注意しなければならないことは? A.点滴後は、全くふつうで問題ありません。入浴なども問題ありません。しかし、注意点としては、多くの方が点滴を打った直後から症状の改善を実感されます。特に、足が軽くなって歩きやすくなるので、急に動いてつまづいたり転倒しないように注意してください。体の改善に脳が追いついていない状態が起こりえます。点滴直後は、あまり動きすぎないようにしていただいた方が無難と考えられます。
Q.体調が悪いときは、点滴はしない方がいいでしょうか? A.グルタチオンは風邪症状にも効果がありますので、問題ない事がほとんどです。
草加パートナーズ内科・糖尿病クリニック
〒340-0011埼玉県草加市栄町2-11-9 松原ツインタワービルA棟4階
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【主な診療内容】
内科、糖尿病内科、循環器内科、呼吸器内科、健康診断、予防接種、生活習慣病管理、他
【院長】
原 高志(日本内科学会 総合内科専門医/日本糖尿病学会 糖尿病専門医)
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診療時間表 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日祝 |
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14:00~17:00 | ○ | ○ | ▲ | ▲ | ○ | - | - |
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