血糖値測定

インスリン治療中の患者さんなどで、多くの方が自己血糖測定を行なっています。
以前から指先に針を穿刺して血糖測定を行なう方法が用いられてきましたが、

• 痛みを伴う
• その時点の血糖値がわかるだけで１日の血糖値のトレンドはわからない

ことなど、限界もありました。

穿刺が必要ない新時代の血糖測定（continous glucose monitoring CGM)

FeeStyleリブレ１では、センサーをスキャンすることで迅速に血糖値とその8時間前までの血糖トレンドが表示されます。

CGMとは

CGM（持続血糖測定）とは、皮下に刺した細いセンサーにより皮下の間質液中の糖濃度を持続的に測定する事で、１日の血糖変動を知る事ができるデバイスのことです。
CGMは、指先の穿刺を行なう必要がなく、血糖値を「点ではなく、一連のトレンド」として理解でき、低血糖や高血糖を避け、より質の高い血糖コントロールを可能にしてくれます！

血糖トレンドを把握出来る！

当院で使用可能なCGM

1. FreeStyleリブレ１
2. FreeStyleリブレ2
3. FreeStyleリブレPro
4. Dexcom G6

FreeStyleリブレは、センサーを上腕に装着し、2週間に１回交換します。もちろん入浴など、日常生活で装着したまま可能です。

最新のFreeStyleリブレ２では、１分ごとに血糖値がリアルタイムにスマホに送信されるようになり、スマホをセンサーにかざす必要もなく、さらに便利になっています！

リブレ１とリブレ２と比較

				FreeStyleリブレ２		FreeStyleリブレ
概要	イラスト
	装着場所			上腕後ろ側		上腕後ろ側
	センサー使用期間			最長14日間/枚		最長14日間/枚
	リアルタイム測定詳細			〇		×
	データ補完機能 ※Bluetoothが無効等でデータが途切れた場合			〇		×
	低値/高値アラート機能			〇 （※オン / オフ 設定可）		×
	対応機種			iPhone / Android		iPhone / Android / 専用リーダー

当院では、テルモのリアルタイムCGMであるDexcom G6も扱っています

リブレ２とG６の比較

リブレ（1、2）、G6の比較

FreeStyleリブレPro

当院では、FreeStyleリブレProも使用出来ます。2週間装着し、その間は血糖値を確認できませんが、まとめて2週間分の血糖値の推移を後日に確認出来ます。
センサーの着脱はスタッフが行ないますので、患者さんは装着して普通に生活し、2週間の食事内容などを記録してもらうだけです。
保険適応は、インスリンの使用に関わらず糖尿病の方全員となっています。継続的にリブレを使うつもりはないが、１回だけ2週間の血糖トレンドを見てみたい方、現在の治療で血糖コントロールが上手く行かない方などに推奨しています。

CGMを活用し、より質の高い血糖コントロールを！

自己血糖測定（SMBG）の指先穿刺が痛みが強く継続出来ない方、血糖コントロールが悪く血糖トレンドを詳しく知りたい方、低血糖が起こり困っている方、、、、こういった方は、これらのデバイスを利用し、もっと安全かつ質の高い血糖管理を目指す事が可能です。
お困りの方、興味のある方は、スタッフまで気軽にお声がけ下さい。
一緒により良い血糖コントロールを目指しましょう！