甲状腺の腫れを指摘されたらどうする?
健診や人間ドックで甲状腺の腫れを指摘された場合、何を心配すれば良いでしょうか?
①まず、本当に甲状腺が腫れているのかを確かめる必要があります。触診だけで甲状腺が本当に腫れているかどうか判断するのは、熟練した医師でも難しい場合があります。実際は、腫れていない場合もよくあります。甲状腺の超音波検査を行なえば、確実にわかりますので、一度は実施しましょう。痛みもなく簡単な検査ですのでご安心ください。
②甲状腺が腫れていると判明した場合、おおまかに分けて2つのことを考える必要があります。
A、甲状腺が全体的(びまん性)に腫れている
☑考えられる疾患:橋本病、バセドウ病
この場合、代表的な病気としては、橋本病、バセドウ病などが挙げられます。これらの病気の場合、甲状腺の働きに異常を伴うことがありますので、採血検査で 甲状腺ホルモンを確認する必要があります。また両疾患ともに、自分の甲状腺に対する自己抗体ができてしまう病気ですので、これも同時にチェックする必要が あります。大体1週間で採血結果が判明します。
B、甲状腺にできもの(腫瘍、嚢胞、過形成など)がある
☑考えられる疾患:甲状腺がん、腺腫瘍甲状腺腫、甲状腺嚢胞など
この場合、代表的には甲状腺がん、腺腫瘍甲状腺腫などが考えられます。サイズ
が大きく、形がいびつで砂粒のような石灰化を伴うようなものであれば甲状腺が
んの可能性がありますので、穿刺吸引細胞診という検査が必要になる場合があります。その場合、適切な高次医療機関に紹介させて頂いております。
腺腫瘍甲状腺腫など良性と思われる場合は、3ヶ月〜1年に1回程度、甲状腺超音
波検査でサイズの変化を経過観察していくことになります。
甲状腺が腫れているといわれたら
1.甲状腺超音波検査
2.血液検査
を行なうことで、おおよその甲状腺の病気の診断が可能です。
それでも診断がつかない場合は、穿刺吸引細胞診、アイソトープ検査、手術などを高次医療機関に紹介して依頼する場合もあります。
甲状腺を心配される患者さんは、最初の受診先として当院へ御相談ください。
草加パートナーズ内科・糖尿病クリニック
〒340-0011埼玉県草加市栄町2-11-9 松原ツインタワービルA棟4階
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【主な診療内容】
内科、糖尿病内科、循環器内科、呼吸器内科、健康診断、予防接種、生活習慣病管理、他
【院長】
原 高志(日本内科学会 総合内科専門医/日本糖尿病学会 糖尿病専門医)
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診療時間表 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日祝 |
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14:00~17:00 | ○ | ○ | ▲ | ▲ | ○ | - | - |
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