体重を減らすだけでなく、健康を取り戻すための医療へ

糖尿病専門医が行う、科学的根拠に基づいた体重管理。食事制限だけでは難しかった方にも選ばれています。
- 無理な食事制限に頼らない
- 医学的に効果が確認された治療
- 継続しやすい体重管理
体重管理外来(自費診療)
医学的根拠に基づく肥満治療
当院では、自費診療として体重減少と代謝改善を目的とした医療的体重管理を行っています。
肥満は見た目の問題ではなく、治療すべき慢性疾患です。
保険診療の現状と当院の役割
現在、日本において肥満症に対するこれらの薬剤は
- 処方可能な医療機関が限られている
- 約6ヶ月の栄養指導が必要
など、治療開始までのハードルが非常に高い状況です。そのため、
- 治療開始までに時間がかかる
- 通院の継続が難しい
- 途中で断念してしまう
ケースが少なくありません。当院では、こうした現状を踏まえ、医学的に適応がある方に対し、自費診療として治療機会を提供しています。
使用する主な薬剤と医学的背景
当院では、エビデンスに基づき主にチルゼパチドおよびセマグルチドを用いた治療を行っています。これらは「インクレチン」と呼ばれる消化管ホルモンに関連し、食欲調整・血糖改善・代謝制御に作用することで体重減少をもたらします。
チルゼパチド(ゼップバウンド/マンジャロ)
GIPおよびGLP-1の2つの受容体に作用する、新しい作用機序を持つ薬剤です。
作用機序(医学的説明)
- 視床下部に作用し食欲を抑制
- 胃排出遅延により満腹感を持続
- インスリン分泌促進・血糖改善
- GIP作用による脂肪組織への直接的影響
これにより、
摂取カロリーの低下と脂肪代謝改善の両面から体重減少を促進
治験データ(国際第III相試験)
- 平均体重減少:約15〜22%
- 一部では20%以上の減少例
従来治療と比較して非常に高い減量効果
臨床的特徴
- 体重減少効果が非常に高い
- 血糖改善作用も強い
- 代謝全体に対する影響が大きい
高度肥満や合併症を伴う方に特に有効
セマグルチド(ウゴービ)
GLP-1受容体に選択的に作用する薬剤で、最もエビデンスが蓄積された治療の一つです。
作用機序
- 視床下部への作用による食欲抑制
- 胃排出遅延
- 血糖コントロール改善
主に摂取エネルギー低下を通じた体重減少
治験データ(STEP試験)
- 平均体重減少:約10〜15%
安定した減量効果と再現性の高さ
臨床的特徴
- 使用実績が豊富
- 効果の予測がしやすい
- 導入しやすい
初めて治療を受ける方に適した選択肢
糖尿病治療としての保険適用
これらの薬剤は、2型糖尿病の治療薬としては保険適用があります。そのため、糖尿病を有する方では保険診療での治療が可能な場合があります。
薬剤の比較(医学的視点)
| 項目 | チルゼパチド | セマグルチド |
|---|---|---|
| 作用 | GIP+GLP-1 | GLP-1 |
| 体重減少 | 約15〜22% | 約10〜15% |
| 主な特徴 | 脂肪代謝にも作用 | 実績が豊富 |
当院における薬剤選択の考え方
薬剤の選択は、単純な効果の比較ではなく、患者様の背景を総合的に評価して決定します。
チルゼパチドを優先するケース
- BMIが高い
- 糖尿病・脂質異常症などの合併症がある
- より大きな体重減少が必要
セマグルチドから開始するケース
- 初めて薬物療法を行う
- 副作用への不安が強い
- 段階的に治療を進めたい
実際の治療戦略
- セマグルチドで導入 → 効果に応じて変更
- 初期からチルゼパチドで積極的に治療
など、個別に最適化した治療を行います。
初診時の血液検査について
当院では、体重管理外来を安全に受けていただくため、初診時に血液検査を推奨しております。
血液検査では、糖尿病の有無や血糖値の状態、肝機能・腎機能・脂質異常症・甲状腺機能などを確認し、治療薬を安全に使用できる状態かを評価します。
また、まれではありますが、副作用が起こりやすい背景疾患が隠れていないかを確認する目的もあります。
特に、検査の結果から糖尿病と診断される場合には、保険診療としてマンジャロなどの治療薬が適応となる可能性があります。
そのため、適切な診断と治療方針の決定のためにも、初診時の検査をおすすめしております。
なお、半年~1年以内に他院や健診などで実施した血液検査結果をお持ちの場合は、内容を確認したうえで、当院での追加検査を省略できる場合があります。
受診時にぜひご持参ください。
主な確認項目
- HbA1c・血糖値
- 肝機能(AST、ALT など)
- 腎機能(Cre、eGFR など)
- 脂質(コレステロール、中性脂肪)
- その他、必要に応じた検査
必要に応じて、より安全に治療を行うため追加検査をご提案する場合があります。
なぜリバウンドしにくいのか

従来のダイエットでは、食事制限による一時的な体重減少・代謝低下・食欲の反動増加によりリバウンドが起こりやすいとされています。
本治療では、
- 食欲そのものを調整
- 血糖・インスリン動態を改善
- 代謝状態を正常化
「太りにくい状態」へ体質が変化することが期待されます
治療経過の目安
- 1〜2ヶ月:食欲低下を実感
- 3ヶ月前後:体重減少が明確に
- 6ヶ月前後:体重・代謝改善
薬剤の開始用量・増量について
当院では、副作用をできるだけ抑えながら安全に治療を進めるため、各薬剤とも少量から開始し、体調や効果を確認しながら段階的に増量していきます。
チルゼパチド(ゼップバウンド/マンジャロ)
チルゼパチドは、通常2.5mg週1回から開始します。
開始後は、吐き気・食欲低下・腹部症状などの副作用の有無や、体重減少効果を確認しながら、4週間以上使用後に次の用量へ増量が可能となります。
一般的には以下のように段階的に調整します。
一般的な増量スケジュール
体重増加に関連して以下のような状態がある方
- 2.5mg → 5mg
- 5mg → 7.5mg
- 7.5mg → 10mg
- 10mg → 12.5mg
- 12.5mg → 15mg
ただし、必ずしも高用量まで増量する必要はなく、副作用や治療効果をみながら、患者様ごとに適切な用量を判断します。
セマグルチド(ウゴービ)
セマグルチドについても、少量から開始し、4週間以上ごとに段階的な増量を行います。
一般的な増量スケジュール
体重増加に関連して以下のような状態がある方
- 0.25mg → 0.5mg
- 0.5mg → 1.0mg
- 1.0mg → 1.7mg
- 1.7mg → 2.4mg
体調や副作用の程度によっては、増量を延期したり、同じ用量を継続したりする場合があります。
安全性を重視し、無理のないペースで治療を進めていきますので、ご不安な症状がある場合はお気軽にご相談ください。
副作用と安全性について
本治療は有効性が高い一方で、医学的管理のもとで使用すべき薬剤です。当院は、保険診療での使用実績が豊富で、安全性を重視しています。
主な副作用(比較的よく見られるもの)
- 吐き気
- 食欲低下
- 嘔吐
- 便秘・下痢
多くは治療初期にみられ、用量調整により軽減・改善することがほとんどです。
注意すべき副作用(稀ではあるが重要)
- 胆石・胆嚢炎
- 急性膵炎
- 重度の消化器症状
- 低血糖(特に糖尿病治療中の方)
頻度は高くありませんが、早期発見と適切な対応が重要です。当院では、定期的な血液検査(自費となります)を行い早期発見に努めていきます。
医療機関で行う意義
当院では、
- 既往歴・内服薬の確認
- 副作用リスク評価
- 用量調整
- 必要に応じた検査・迅速対応
を行い、安全性を最優先に治療を行います。
当院の強み
- 糖尿病専門医による診療
- 保険診療での豊富な使用経験
- 合併症を含めた総合的管理
安全に継続できる体制を整えています
治療対象となる方
当院では、医学的に体重管理が必要と判断される方を対象としています。
基本適応
以下のいずれかに該当する方
- BMI 25以上 + 健康障害がある方(いわゆる肥満症)
- BMI 30以上の方(高度肥満)
健康障害の具体例
体重増加に関連して以下のような状態がある方
- 2型糖尿病・耐糖能異常
- 高血圧
- 脂質異常症
- 脂肪肝(NAFLD/NASH)
- 高尿酸血症
- 睡眠時無呼吸症候群
- 変形性関節症(膝・腰など)
体重減少により改善が期待される状態
以下のような方もご相談ください
- 健診で異常(血糖・脂質・肝機能)を指摘された
- 内臓脂肪型肥満がある
- 生活習慣の改善だけでは体重管理が困難
- これまでダイエットで十分な効果が得られなかった
- 将来的な生活習慣病を予防したい
医学的に治療を検討すべき目安
- BMI 27以上で合併症がある場合
- 体重増加に伴い健康リスクが上昇している場合
単なる美容目的ではなく、健康維持・改善が目的
当院の考え方(重要)
体重管理治療は、
「体重を減らすこと」だけでなく「健康リスクを下げること」
を目的としています。
そのため当院では、体格(BMI)・合併症・生活背景を総合的に評価し、医学的に必要と判断される方に治療を提供しています。
治療を受けられない方(禁忌・慎重投与)
以下に該当する方は、本治療を受けることができない、または慎重な判断が必要となります。
治療を受けられない方(原則禁忌)
- 妊娠中・授乳中の方
- 重度の消化器疾患がある方(重度胃腸障害など)
- 急性膵炎の既往、または現在疑われる方
- 重篤な全身状態の方
- 医師が不適当と判断した場合
慎重な判断が必要な方
- 胆石・胆嚢疾患の既往がある方
- 高齢の方
- 急激な体重減少が望ましくない方
注意が必要なケース
- 他の薬剤との併用がある場合
- 食事摂取量が極端に少ない方
- 副作用への不安が強い方 など
費用(自費)
| 初診料 | 2,000円(税込) |
|---|---|
| 再診料 | なし |
| 血液検査 | 3,000円(税込) |
| チルゼパチド 2.5mg 1ヶ月分(4本) |
20,000円 (1本5,500円 ・税込) |
|---|---|
| チルゼパチド 5mg 1ヶ月分(4本) |
30,000円 (1本8,000円 ・税込) |
| チルゼパチド 7.5mg 1ヶ月分(4本) |
40,000円 (1本11,000円 ・税込) |
| チルゼパチド 10mg 1ヶ月分(4本) |
50,000円 (1本13,000円 ・税込) |
| セマグルチド 0.25mg ペン1.0mgMD (1ヶ月分) |
18,000円 (税込) |
|---|---|
| セマグルチド 0.5mg ペン2.0mgMD (1ヶ月分) |
25,000円 (税込) |
| セマグルチド 1.0mg ペン4.0mgMD (1ヶ月分) |
35,000円 (税込) |
| セマグルチド 1.7mg ペン6.8mgMD (1ヶ月分) |
45,000円 (税込) |
※価格はすべて税込となります。
※セマグルチドはペンでのご案内となりますので、4週間分で1本となります。
最後に

肥満は意志の問題だけではなく、医学的に治療すべき状態です。
当院では、効果と安全性を両立した体重管理を提供しています。
草加パートナーズ内科・糖尿病クリニック
〒340-0011埼玉県草加市栄町2-11-9 松原ツインタワービルA棟4階
※セブンイレブンが1Fにあるビルです
TEL:048-933-0015
FAX:048-933-0016
【主な診療内容】
内科、糖尿病内科、循環器内科、呼吸器内科、健康診断、予防接種、生活習慣病管理、他
【院長】
原 高志(日本内科学会 総合内科専門医/日本糖尿病学会 糖尿病専門医)
- 電車
- 東武スカイツリーライン:獨協大学前駅〈草加松原〉 東口ロータリー内 徒歩1分(草加駅より乗車1~2分 旧:松原団地駅)
- 車
- 外環道 草加IC 三郷方面出口から車で5分 ※提携パーキング有り
| 診療時間表 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日祝 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 8:45~12:15 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | △ | - |
| 14:00~17:00 | ○ | ○ | ▲ | ▲ | ○ | - | - |
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